こんにちは、りゅうです。
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今回は、
「マルチモニターでの複数のMT4のインストールと初期設定について」
を紹介します。
MT4(MetaTrader4)とは
FXを始めるにあたり、まず初めにMT4の導入と設定方法から知る必要があります。
そこで昔の自分が知りたかったと思うことを中心に説明していきたいと思います。
MT4と聞くと何だか難しそうに聞こえますが怖気づくことはありません。
MT4とは、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発・提供するFXをメインとする取引ツールのことです。
新しいプラットフォームであるMT5も既に出ていますが、まだMT5の歴史が浅いこともあり、MT4のほうが歴史が長い分、インジゲーターの種類の多さや使い慣れていることなどから、今現在でも、MT4は人気があり世界標準で使われているようです。
プレステーション5とプレステーション4の関係みたいですね。(笑)
私はMT5を使ったことがないので、詳しいことはわかりませんが、MT4だけで現在までやってきており今のところ不自由を感じていませんね。
MT4で表示できる時間足が月足、週足、日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、5分足、1分足ですが、MT5ではさらに細かい時間足の設定があるようです。
私がメインで見ている足が日足、4時間足、1時間足、15分足で、それに加えてときどき週足、5分足が見られればいいくらいなので、今のところは特にMT5は、必要性を感じておりません。
そうしたことから、これからFXを始めようと考えている人は証券会社を選ぶ際は、MT4もしくはMT5の取引ツールがあるかどうかを基準にして選ぶといいと思います。
MT4の優位性
海外証券会社では、ほとんどのところでMT4の取り扱いがあるようですが、日本の証券会社では最近やっと取り扱いが増えてきたものの、まだ取り扱いのない証券会社もありそうです。
日本の証券会社では、その証券会社独自の取引ツールを提供しているところが多く、取引画面のグラフィックデザインはかっこいいのですが、各々証券会社の独自のツールなので、うわさに聞くノミ行為(不正操作)が裏でが行われているような気がして私はとても使う気にはなりません。
真相は定かではありませんが、少しの不安要素も取り除きたいところです。
その点、証券会社の独自のツールではない、世界標準のMT4では不正操作を行うことは独自ツールよりは困難と個人的には思えますので、その点でもMT4の取り扱っている証券会社を選ぶといいかなと思っています。
また、証券会社が変わるたびに取引ツールが変わるよりも、取引ツールはいつも同じMT4であれば、証券会社を変えようとも、いつも同じ操作性で、使い勝手がいいです。
別の記事で、あらためて書きたいと思っていますが、日本の証券会社よりも海外の証券会社の方がいいような気がします。
ノミ行為の不安が少ないこと、入金した金額以上の損失がでないゼロカットシステムがあること、レバレッジが大きくかけられるので少ない自己資金から始めやすいことなどのメリットがあります。
これまででMT4の優位性や日本の証券会社、海外の証券会社のことまでお話しました。
マルチモニター下での複数のMT4インストール手順
ここからはマルチモニター環境下でのMT4のインストールの説明になります。
1画面であれば単純に1回のインストール作業で終わりですが、今回はマルチモニター(複数画面)でのMT4複数個のインストール作業になります。
私の場合には1画面につきMT4を1つインストールしています。
ですので、トレードに使用している画面が4画面あるのでMT4を4つインストールしております。
1画面につきMT4を1つインストールすることのメリットとしては、MT4の画面を最大化した際に1画面ごとに最大化できることです。
私のように縦画面で複数画面を設置している場合には、画面をまたいで2画面以上で1つのMT4を設置とするとMT4の枠の大きさ調整が煩わしいのです。
また、1画面で1通貨、1つのMT4とした方が何かと管理しやすいと思っています。
結局、現在では2画面で1つのMT4で運用しています。パソコンへの負荷が軽いと思われること。設定変更などはMT4の数の分だけやらなければならず、この手間を軽減したくなったためです。
以下、具体的なインストール手順です。
1つのPCで複数のMT4をインストールする際には、MT4のインストーラーを起動した後、初めのポップアップ画面で「次へ」を押す前に「設定」を押すこと。これがとても重要です。
「設定」を押すとインストールフォルダ
C:\Program Files (x86)\証券会社名 MT4となっているので
C:\Program Files (x86)\証券会社名 MT4-〇〇に名前を変更する。
〇〇の部分をNo1、No2などと適当にインストール毎にフォルダ名を変えてやればいいです。
私はNo1、No2、No3、No4とフォルダ名を変えて4つのMT4をインストールしました。
フォルダ名をつける際は、数字はあえて入れないで数字以外の文字にしておいても複数インストールする際に誤って上書きインストールされることもなく安心かもしれません。例えば、私は初めMT1、MT2、MT3、MT4などとしたら、上書きインストールされて面倒なことになりました。
フォルダ名を変更したら他の項目はそのままに「次へ」を押します。
あとは最後に「完了」を押して終了です。
私は同じ証券会社のMT4を4つ起動させて使っており、同一IDでログインしていますが特に動作が重く感じたりせず、不都合は今のところありません。
インストールが終わるとMT4が自動で立ち上がります。
デモ口座の申請画面が表示されますので、「新しいブローカを追加します」を押し証券会社名を入力します。
私の場合は海外証券会社のXMを利用しているので「XMTrading」と入力し「enter」押します。
そうすることで自分の証券会社のサーバーが認識されMT4上で表示されるようになります。
いったん途中ですがここまでで、この画面は「キャンセル」ボタンを押して閉じてしまっても構いません。
あとからでも、「オプション」から設定することができます。
ここまでの作業をインストールする数の分だけ繰り返します。
一つ注意事項ですが、MT4のインストールが1つ終わるたびにデスクトップ画面にMT4のショートカットアイコンが作成されます。このショートカットのアイコン名をインストールの都度、変えてやる必要があります。先ほど設定したフォルダ名と同じ名前にして上げればいいと思います。
この作業をやらずに次のインストール作業に入るとショートカットアイコンが上書きされ、なくなってしまうので後で作成する手間を考えてショートカットのアイコン名を変えておくのが良いと思います。
MT4の初期設定手順
それではサーバーの設定に移ります。
サーバータブでは、サーバーとログイン、パスワードを入力します。
先ほど、デモ口座の申請画面よりサーバーをスキャンしたことで、このサーバーのところで証券会社のサーバーが表示され選択できるようになっていると思います。
「スタート時の個人設定とデーターを維持する」にレ点を入れます。
> チャートタブ
「チャート上にポジションとオーダーを表示」と「Askのラインを表示」と「期間区切り表示」と「再表示ように削除済みチャートを保存」にそれぞれレ点を入れます。
「ヒストリー内の最大バー数」は512000、「チャートの最大バー数」は65000と既定のままで大丈夫です。
> 取引タブ
「通貨ペアのデフォルト」では私の場合は「デフォルト指定」にし、USDJPY、EURUSD、GBPUSD、AUDUSDを4つのMT4それぞれに指定しています。
「数量のデフォルト」は常に固定ロットでトレードするのであれば「デフォルトを指定」にし、トレードごとにロットを変えるのであれば「直近を再使用」にしておくといいと思います。
「価格誤差のデフォルト」は今のところ「デフォルト指定」とし、100ポイントに指定しています。
これは、10pips以内であれば注文価格と相違があっても注文が入るということだと思ったのですが。
最近20pips以上注文が滑ってロスカットされたことがあったので、この設定項目の数値は今のところは調査中です。
最後に「ワンクリック取引」にレ点を入れます。
以上で「OK」を押して設定終了です。
他のタブの項目は特に設定の必要は感じませんでしたが必要に応じて設定するといいと思います。
今回は以上となります。
次回は、実際のチャートと通貨やインジゲーターの設定について書いてみたいと思います。
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