こんにちは、りゅうです。
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今回は、
「マルチモニターにするにはどうすればいいの?専業トレーダーのトレード環境」
を紹介します。
私のトレード環境
私の場合、気分も乗ってやる気も出るので形から入るのが好きです。やると決めたら、初めからある程度の道具や環境を揃えてます。ある程度揃えてしまうことで、あとにも引きにくくもなるので。
また、無駄な遠回りをしないために効率よく結果が出やすい環境を初めから構築したほうがいいと思っています。
念の為にお伝えしておくと、スマートフォンで取引をやろうとする人がいますが、分析がとてもやりづらいので止めておいたほうがいいかもしれません。エントリポイントとイグジットポイントを予めパソコンの大きな画面でシナリオ想定した上で、出先で最適なエントリタイミングを図るために利用する分には良いとは思うのですが。
MacでFXは可能か?
私はMacが好きでパソコンはMac Bookをずっと使ってきました。しかし、今持っているMac Bookは少し型が古く、画面も小さいのでパソコンは新しく買い直すことにしました。
パソコンはこれまでノートパソコンしか買ったことがなかったので、当初ノートパソコンしか考えていませんでした。
ですが、多くの専業トレーダーのトレード環境を調べるとパソコンはデスクトップであり、OSはウィンドウズであることがわかりました。デスクトップが多いのはノートパソコンよりも基本スペックが高く、パーツの増設や交換が比較的容易である点が重視されていると思いました。
OSでウインドウズが多いのはFXや株取引に使う各証券会社が提供しているトレードの専用ソフトがウインドウズ上で動くことが多いのが理由のようです。最近ではMac上でも動くトレード専用ソフトが増えてきましたが、一部機能制限があったり未だ不具合があったりと充分ではなさそうです。
Mac好きとしては何としてもMac上でトレード専用ソフトを動かせないか徹底的に調べたのですが、トレード専用のパソコンとして考えたときに確実にウインドウズの方が有利でありMacでは不安が残ります。あとで後悔しないためにもウインドウズにしておいた方が良さそうです。
それでも今さらウインドウズで馬鹿でかいデスクトップを買うことには、かなり抵抗がありました。ずっと前からデスクトップなら省スペースでスタイリッシュなiMacが欲しいと思っていたので。
結局散々悩んだ末、失敗せず後悔しない組み合わせを考え、デスクトップでウィンドウズを選びました。ですがその時の決断は今となっては、とても正しい選択だったと思っています。またMacだとパーツの増設や交換はできないことも多いし、何よりも価格がとても高いです。
マルチモニター
トレード専用のパソコンにするためには、モニターを複数台繋げられることを前提としてパソコン選びが始まりました。
選ぶ上での基本となるポイントは
- デスクトップであること
- OSはウインドウズであること
- 3画面以上のマルチモニターにできること
- 将来パーツの増設、交換ができること
- できるだけコストを抑える
です。
一般的に量販店においてあるデスクトップパソコンだとマルチモニタにすることができないものも含まれているので、自分で判別するのは難しいと思いました。しかしトレード専用のマルチモニターのパソコンを制作しているメーカーもあるのですが、軽自動車が買えてしまうくらいの価格設定で、さすがに手が出せません。
そこで自作も考えたのですが、そこに手間と時間をかけたくないのと上手く起動しなかったら元も子もないですし。結果的に高くついてしまうかもしれない。
BTO(カスタマイズモデル)パソコン
色々と悩みつつもネットで検索していると、カスタマイズモデルのパソコンで特にゲーミングPCと言われるものが基本スペックも高く、マルチモニターでも使うことができそうだとわかりました。
カスタマイズモデルのパソコンとは、ご自分の予算や好みに合わせて好きなパソコンパーツを組み合わせられるものを一般的に指します。また BTOパソコン と言われることも多いです。(以後、この記事においてはBTOパソコンと表記します。)
それに対して店頭に並んでいるものやカタログに掲載してあるものでパソコンパーツがあらかじめ決められて搭載されているものをカタログモデルと言われています。
複数のBTOパソコンのメーカの中から今回はツクモというところで発注することにしました。(下記はマウスコンピューターのカタログモデルの例)
ツクモのホームページ上から自分仕様にカスタマイズでき、予算に応じた仕様のパソコンを発注できます。
BTOパソコンは、自作パソコンと量販店に置いてあるようなパソコンとの中間的な位置づけで、自作のようにオーダーメイドしたいが失敗はしたくないし手間や時間をかけたくない、コストも抑えてマルチモニターで将来の増設や交換にも対応できるようにしたい。といいとこ取りのパソコンのように思えました。
最近ではかえって自作よりもBTOパソコンのほうが価格は安くなることも多いようです。また、パーツ同士の相性によっては不具合も出る可能性のある自作パソコンよりも、メーカーの動作保証があるBTOパソコンの方が素人には良さそうです。
さて、BTOパソコンを実際に購入し、トレードを経験してから私が感じたのですが、パソコン自体にはそれほどスペックは必要ないかもしれません。トレードの専用ソフトはそれほどパソコンに負荷がかかるものではないと感じます。
私の経験から結論づけしますと、トレードで使えるパソコンにするにはマルチモニターにさえできればいいと思いました。グラフィックボードと言われるパーツが取り付けられていて、パソコン背面の映像出力端子の数がモニターの台数分あることが確認できれば大丈夫だと思います。
私の場合は映像出力端子が3つあるものを購入しました。当時は3台のモニターでトレードしていましたが、現在は7台のモニターでトレードしています。途中でモニターを4台増設しています。
モニターを4台増設するにあたり、パソコンの背面にある映像出力端子が4つ足りなくなりました。そこで映像出力端子を4つ増やすためにグラフィックボードを増設しました。
その際、グラフィックボードは1万円以下の安いものを買ったのですが、トレードで使う分には充分でした。
ASUS NVIDIA GeForce GT 710 搭載 ファンレスモデル 2G GT710-4H-SL-2GD5
高価なグラフィックボードもありますが、我々トレーダーのようにチャートを見るくらいであれば必要ありません。
トレード専用のマルチモニタのパソコンとして販売されているものでも構成部品のグラフィックボードを見てみると、低価格のグラフィックボードが2枚付いている程度でした。グラフィックボードの型番でネット検索してみると価格もわかると思います。
高価なグラフィックボードだとより大きな電源とスペース、スロット数、パソコンのスペックが必要になると思うので低スペックのグラフィックボードのほうが安心感も高いですね。なお、低価格、低スペックのものだと別途電源が必要ないものも多いです。
電源が必要ないグラフィックボードの方が設置する際は楽でいいのですが、パーツ同士の組み合わせによっては動作が不安定になることもあるようです。電源が必要になるグラフィックボードの方が設置の手間はかかりますがそういう意味では安心できるかもしれません。
グラフィックボードの増設ですが、思っていたとおり簡単で、既定の場所に挿し込むだけで大丈夫でした。メモリの増設作業とほぼ同じ作業です。ただし、パソコン内部での作業になるので、作業中の静電気には注意が必要になります。私は静電気が怖いので必要以上にパソコン内部での作業はしたくありません。
グラフィックボードを購入前には、マザーボードに挿せるだけの空きスロットがあるかどうかや、そもそもパソコン内部にスペースがあって入れられるのかどうか等を確認していおかなければならないと思います。
モニターについて
モニターはDELLのP2419Hを4台買いました。
DELL P2419H プロフェッショナルシリーズ 23.8インチワイドモニタ
このモニターは回転して縦画面としても使えるので、4台とも縦画面にして3面鏡のように横に並べて設置しています。
今のところモニターアームも使わずにすっきり設置でき、コストと手間が省けました。1画面1通貨として表示させ、上から順に日足、4時間足、1時間足、15分足とチャートを並べ、環境認識するのにとても見やすいです。
5台目のモニターには43インチの4Kテレビを活用しています。これまで使っていた4KテレビがPCモニターとしてたまたま活用できているので、テレビとの1台2役で省スペースに貢献して役に立っています。
4Kテレビは横置き大画面で高精細なので大きくチャートを表示させたいときや動画を見るときにとても役に立っています。またテレビスピーカーがパソコンのスピーカーとして兼用できるのも良かったです。DELLのモニターにスピーカーがないので役立ちました。
レグザ 43インチ 4K液晶テレビ 43Z670L 4Kチューナー内蔵 外付けHDD 裏番組録画 スマートテレビ (2022年モデル)
4Kテレビの設置場所は、他の4台のモニターと同様に横に並べると、場所も取って視点移動も大きくなるので、なるべくコンパクトに収まるように4台のモニターの上に設置しました。
初めTVスタンドを購入することも考えたのですが、ちょうどいい高さのものがなかったこと、スタンドの足がでっぱることがネックでした。ふと思いついて、家で使っていた金属製のシェルフの上に置いてみたところ、ちょうどいい高さになったのでその上に置くことができました。
ただ、地震で落ちてくることがすごく心配だったので、壁に穴を開けてロープで頑丈に固定。落ちてこないようにしました。想像したとおり、見た目は秘密基地みたいで格好いい感じになりました。
ただし、4Kテレビの位置が高い位置にあるために座りながらだと少し見上げる感じになります。でも一応、実用的な範囲には収まっています。気に入っており、もう1年以上はこの配置のままです。
ゲーミングチェア
椅子にもこだわりました。
ゲーミングPCを買ったので、合わせて流行りのゲーミングチェアにしようと考えました。1日の長い時間椅子に座るのだから、価格は高くてもいいものを選ぼうと思いました。
ネットショップでセールに合わせて買おうと考えました。DXRacerというメーカーのコンパクトなものを狙っていたのですが、あいにくセール対象外だったので諦めました。
値引きが大きかったAKRACINGというゲーミングチェアの中でも価格高めのメーカーの1番高いモデルにしてみました。
AKRacing ゲーミングチェア Pro-X V2 GREY 灰
座ってないので座り心地が心配でしたが、高いものを買っておけば、まず間違いはないだろうと後悔しないことを第一に考えました。高くて悪いものは確率的には少ないと考えて。
でも、結果的には後々後悔することになりました。
私は日本人の一般的な身長と体型ですが、椅子が大きすぎて体にフィットしません。アームレストは縦、横、高さと3方向に調整できますがパソコンの作業中にはアームレストまでの間に隙間があり過ぎて、結局のところ腕を支えることができていません。テレビや映画など腕を広げてリラックスしてみる体勢であればいいのかもしれませんがタイピング中にはほとんど意味がないです。
座面は横幅があり、あぐらを組む分には良いのですが、背もたれも高く圧迫感があります。大柄な外国人でもゆったりと座れる大きさだと思います。今では、隙間のあるところにクッションなどで穴埋めしながら何とか使っています。
安定して稼げるようになったら、引っ越しの際には買い直したいですね。今気になっているオフィスチェアのエルゴヒューマンは、首の支えが微調整できるので良さそうです。
エルゴヒューマン プロ オフィスチェア ブラック ヘッドレスト付き エラストメリックメッシュ ergohuman PRO EHP-HAM KM-11
ゲーミングチェアは、レカロシートのように身体を車の座席のようにしっかりサポートするイメージだっただけに私の買ったものは隙間が多すぎて残念でした。
キーボードやマウス、テンキーの無線化
ロジクール ワイヤレスキーボード 無線 キーボード 薄型 小型 K380BK Bluetoothワイヤレス Windows Mac iOS Android Chrome K380 国内正規品
iClever テンキー Bluetooth パンタグラフ Tabキー付き 耐久性 薄型 充電式 ラップトップ デスクトップ PC ノートブック用 ブラック IC-KP08
エレコム Bluetooth USBアダプタ Class2 Windows10対応 LBT-UAN05C2/N
キーボードとマウス、テンキーは初め有線のものを使っていました。有線では移動範囲に制約があること、余ったケーブルの取り回しに煩わしさがありました。
無線にしてからは、その煩わしさから開放され、不安だった電波干渉もなく、電池の持ちもいいことから、もっと早く無線にすれば良かったとすら感じています。予備の電池と、いざというときの有線のキーボードとマウスがあれば安心できます。
パソコンデスクについて
パソコンデスクは奥行き60センチ幅120センチあります。これも家にあった学習机にモニター4台がぴったり収まりました。
ただし、幅はいいのですが奥行きがほとんど無いので、画面までの距離が近すぎて目が疲れそうです。また、デスクにものを置くスペースも限られていました。そこでネットでいいものがないかと検索しているとベッドテーブルが見つかりました。
山善(YAMAZEN) ベッドテーブル ナチュラル BTT-8040(NA)
ベッドテーブルは病院のベッドで食事をする際に使用するようなテーブルです。インテリアとしては格好いいものではありませんが、あくまで使い勝手の良さで選びました。
このテーブルは実際にこれまで揃えたものの中でも特に便利に感じていますし、買ってよかったと思っています。
画面までの距離も無線キーボード類と組み合わせることによって好きな位置に移動できます。食事をする時は、パソコンデスクと分離して使用できるので、間違ってパソコン機器に飲み物をこぼす心配もありません。移動も自由が効くので活用範囲も広くとても気に入っています。
今回は以上となります。少しでも参考になれば嬉しいです。
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