FX初心者向け

資金を溶かすトレーダー4選

2023年6月27日

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こんにちは、りゅうです。
(※詳しいプロフィールはこちら

今回は、

資金を溶かすトレーダー4選」

を紹介します。

私自身が未だ勝てるトレーダーになっていないので、偉そうなことは言えませんが、資金を溶かすトレーダーからは何年も前に卒業できたと思っているので経験を踏まえて書いてみたいと思います。

資金管理ができていないトレーダー

まず資金を溶かすトレーダーというのは、資金管理ができておらずロット調整ができていない人が多いです。

私もFXを始めたばかりの頃は、いい加減なロットでトレードをしていました。
エントリした後に損切りを設定して、そこで初めて損切りになった場合の損失額を把握していました。

MT4の場合には、損切りを設定したライン付近にカーソルを当てると損切りになった場合の損失額が表示されます。

この損失額が想定していた以上に大きい場合には、注文を一度取り消す必要があったり損切り幅を狭めるなどして損失額を調整する必要がありました。

本来、自己都合でテクニカル根拠によらずに損切り幅を狭めることはやってはいけないことです。

これらは、固定ロットで注文をすることで起こる欠点です。
事前に損失額を把握することができず、損切り幅によっては想定していたよりも損失額が大きくなり過ぎてしまうという欠点があります。

通貨の種類によってもボラディティに違いがあり、固定ロットで注文をすると損切り幅によっては損切り額がとても大きくなってしまうことがあります。

この固定ロットの欠点を解消できるのが定率ロットになります。

定率ロットでは、初めに損切り額を決めておき、そこから逆算してロットを決定するプロセスをとります。
固定ロットが初めにロット数を決めておくのに対し、定率ロットでは初めに損切り額を決めておくので真逆の発想になります。

定率ロットでは、予め損失額を決めておくので資金管理が容易になります。

定率とは全証拠金に対する1トレード当たりの損失額を一定の割合にするという意味です。
例えば全証拠金に対する損失額を1~2%程度に設定するのが一般的です。

ロット数を計算するので少し面倒にはなりますが、MT4の場合にはインジケーターがロット数を自動で計算してくれるものもあります。

インジケーターは、インターネット検索をすれば有料のものから無料のものまで様々なものが出てきます。

損切りできず無限ナンピンをしてしまうトレーダー

私が初心者の頃に一番の損失を出してしまったのがまさにこのケースになります。

当時は指標トレードで両建てをすることを好んでやっていました。

毎月1週目の金曜日には、米国雇用統計に合わせてギャンブルトレードをすることが習慣になっていました。
手に汗握りながらやっていたので、自分の心臓の鼓動が聞こえるくらい緊張しながらトレードをしていました。

指標時はボラディティが大きく損切り設定すると直ぐに狩られてしまうので、損切り設定をしないで両建てで対応しようと考えました。

逆行した際の含み損が大きくなることを一時的に凌ぐために逆ポジションを持つのですが、両建ては何をしているのか訳が分からなくなるので片張りにしたほうが良いと思います。

この時の私は、ある程度底だと判断できた場合には、転換を期待してナンピンを繰り返し買い増していきました。

この際も撤退ラインを決めておけば良いのですが、ナンピンをしすぎているので損失額が大きすぎて損切り設定をすることができませんでした。

したがって期待通りに転換しなかった場合には損切りを実行することができず、再び両建てして一時凌ぎをするということを繰り返していました。

マイチンゲール法などの知識も中途半端についたせいで、相場に方向性が出た時にその方向に買い増しし、両建てを繰り返す度に倍でロット数が増えていきました。

思い返すと両建てで1000ロットくらい張っていたかもしれません。
証拠金は50万円程度だったので少し動いただけで破産してしまうロット数でした。
今思えば10万円程度の損失で良く逃げ切ったなと思います。

ただし、その失敗から色々な学びができました。
身をもって精神的に辛い経験をしたことから2度と同じ間違いはやらないと誓いました。
それ以来、指標トレードと両建ては一切やっておりません。
また、損切り設定は必ずエントリと同時に行い、それに伴いナンピンすることも辞めました。

含み損が大きすぎて損切りできず精神的につらい思いをするよりも、シナリオ通りに行かなかった時に速攻で損切りする今の方が気持ち良く感じます。

一発逆転ホームランを狙らうトレーダー

FXといえばレバレッジを効かせられるので1回のトレードで大きいロットを張って、ホームランを狙ったトレードをイメージしがちです。

ですが、そのようなギャンブルトレードを続けていると勝ち続けられるような幸運はいつまでも続くことはなく、そのうち破産することになります。

FXがギャンブルと言われるのは、一回の大勝ちを狙った人が多いのが理由かもしれません。

FXで専業トレーダーを目指すのであれば、ホームランを狙うのではなくヒットを高い確率で打ち続けられるトレードを目指すべきです。

優位性の高いポイントのみでトレードを繰り返し、そこでも欲張らずに頭と尻尾はくれてやるという意識が必要です。

ヒット狙いのトレードでも、思いがけずホームランのトレードができるときもあリます。

逆張り系のトレーダー

損切りができずに無限ナンピンをしてしまうトレーダーに通じるものがあるのですが、転換の初動を捉えようとするとトレードは勝てなくなります。

私も初心者の頃は、天底を見極めて転換の初動を捉えられれば値幅も取れるし効率良く稼げると考え逆張りトレードをしていました。

どこかで聞いたのですが、日本人は逆張りが好きな人が多い傾向にあるようです。

私は今でこそ順張りのトレンドフォローのスタイルになりましたが、当時は逆張りしたい欲求を抑えるためにとても苦労しました。

逆張りは逆行して損切りになることも多く、損切り貧乏にもなりやすいので、損切り設定をせずにトレードをすることが正解かもしれないと本気で考えている時期もありました。

これに関しては今でははっきりと結論が出ております。
エントリと同時に損切り設定は必ずしてください。
損切りを設定しない人はトレードする資格がないと思ってください。

そもそも資金管理の章でも書いたのですが、定率ロットの場合には損切り額が決まっていないとロットサイズが決まらずトレードすることができません。
損切り額をエントリ時に決めておかないということは資金管理もできません。
すなわちギャンブルトレードになってしまいます。

ちなみにFXの場合には、上位足に対して順張りのトレンドフォローをした方が圧倒的に値幅がごっそり取れるので効率が良いです。
これは練習と実践を繰り返すことで身に染みてわかるようになります。

以上が、私が考える資金を溶かすトレーダー4選になります。
何か参考になれば幸いです。

まとめ記事

未経験からFXトレーダーになるための4ステップでは、未経験からFXトレーダーになるためにやるべき事を順番に並べて記事にしてみました。金融商品としてのFXの魅力や国内業者、海外業者による違い、マルチモニターについて詳しく解説しました。
トレードに必要な知識の習得と練習君プレミアム、海外FXのXMについても紹介しています。

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