テクニカル・トレード手法

【FX】トレードは値動きを予想して的中を競うゲームではない

2023年6月1日

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こんにちは、りゅうです。
(※詳しいプロフィールはこちら

今回は、

トレードは値動きを予想して的中を競うゲームではない」

を紹介します。

トレードが安定して勝てるようになってくると、トレード経験のない人達に予想を当てられて凄いと言われますが予想しているわけではありません。

勝っているトレーダーも決して未来が読めるはずもなく、優位性にかけてトレードをしています。
これは予想とは違うものです。

優位性の高いポイントと優位性の低いポイント

過去チャートで練習・検証をしていると、チャートには優位性の高いポイントが存在していることに気が付くと思います。

優位性の高いとは、"逆行しにくく一方向へ進む可能性の高い"という意味です。

また、優位性の低いポイントが存在していることにも気が付くと思います。

優位性の低いとは、"逆行しやすく方向感がなくどちらにも行きやすい"ということです。

勝っているトレーダーは優位性の低い局面を避け、優位性の高い局面だけでトレードを繰り返します。

一見ランダムに動いているように見えるチャートですが確実に優位性の高いポイントというものが存在します。

そして、安定して勝てるようになるためには、この優位性の高い局面と優位性の低い局面が判断できるようにならなければいけません。

トレードは環境認識が全てである

トレード技術とは、これらの環境認識をすることが全てと言っても過言ではないでしょう。

この環境認識を練習ソフトを使って何度も何度も練習して身につける必要があります。

実は優位性の低い局面を抜けた直後は、方向が一方向へ確定するタイミングになりますので優位性の高いポイントと言えます。

レンジ相場とトレンド相場を見極める

例えばレンジ相場は買い勢力と売り勢力が拮抗しており戦争しているような状態です。
このような優位性の低い局面では手を出さずに、決着がつくまで静観します。

決着がつくのは、どのポイントになるのでしょうか?

レンジ相場も大きく分けると
レクタングル
トライアングル
フラッグ
があります。

レンジは、一定の範囲の中で不規則な動きを繰り返します。

この一定の範囲の上限と下限を見定め、これをレンジ構成線として認識しておき、この構成線をブレイクしたあとの押し目からついていくのが優位性の高いポイントになります。

また、マルチタイムフレーム分析において上位足のトレンド方向に逆らっている下位足のトレンド方向についていくことも優位性の低い局面と言えます。

これはレンジ相場における戦争中と同じ環境で、上位足の勢力と下位足の勢力とが真っ向にやりあっている状況です。

この場合には下位足のトレンド方向が上位足のトレンド方向に転換してくるまで待ちます。
このタイミングが優位性の高いポイントとなります。

このように、トレードは買い勢力と売り勢力とが拮抗している戦争中にどちらが勝つかを予想してその最中に飛び込んでいくのではなく、どちらか一方の勝ちが確定したタイミングでその方向へついていくのが勝ちトレーダーの思考となります。

ですのでトレードは、方向を予想するのではなく、どちらに行くかわからない局面を避け、どちらか一方に方向が確定したタイミングでその優位性のある方向についていくというのがトレードの本質になります。

この優位性の高いポイントでのトレード手法を学べるのが下記になります。

ぷーさん式輝き手法

トレードシナリオは予想ではなく計画表のようなもの

トレードシナリオは、勝ちトレーダーがしばしば作るものですが、これは事前に予想しているのではなく、このような動きになったらこのポイントで買っていく、でもこのように想定している動きにならなかったら買わないといった計画表のようなものになります。

私もトレードを始めてしばらくの間は、予想とシナリオの区別がつかずに悩んだことがあったので今回まとめてみました。

予想はギャンブル行為といえる

ここでの予想とは、"期待してエントリ"することも含まれます。
トレードは、あくまでも値動きについていくこと。
結局のところ、どこまで行ってもトレンド方向への押し目買いと戻り売りしかありません。
それ以外はギャンブルとなります。

また、"初動を取ろうとすると勝てなくなる"という格言も聞かれたことはありますか?
これは、トレンド転換を見越して天井圏や底値圏から転換することを期待して逆張りでエントリすることを意味します。

成功すれば根本から利益をごっそり獲れますので美味しいといえますが、これも期待してエントリしているのでギャンブル行為といえます。

まとめ

トレードで安定して利益を積み上げていくためには、このようなギャンブル行為を一切排除して、方向の確定した優位性の高いポイントでのトレードを繰り返す必要があります。

値動きは予想するのでなく、方向が確定したポイントで値動きについていくというスタンスが正しい思考だと思っています。

まとめ記事

未経験からFXトレーダーになるための4ステップでは、未経験からFXトレーダーになるためにやるべき事を順番に並べて記事にしてみました。金融商品としてのFXの魅力や国内業者、海外業者による違い、マルチモニターについて詳しく解説しました。
トレードに必要な知識の習得と練習君プレミアム、海外FXのXMについても紹介しています。

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